ダイヤウッドによる室内音響の改善

(協)ジャパンウッドと静岡県静岡工業技術センターでは
平成12年度・13年度に、音を数値で表す共同研究をいたしました。
異型加工されたダイヤウッドを室内に施行した時の
音の響きがまろやかになることは体験的に解っていました。
それを数値化した資料を得るために、音の専門家の指導のもとに
実験を行いました。
その結果の一部をご報告いたします。

実験方法

活用例が少ない国産間伐材等小径木を有効利用したヒノキの内装材「ダイヤウッド」を、木質内装材が使われていない一般的な事務所に内装材として施行し、室内音響の変化を測定した。
実験に用いた部屋の大きさは9.0m(L)×5.0m(W)×2.7m(H)で、内装材は天井に岩綿吸音版を使用し、東壁がモルタル、北壁がケイ酸カルシウム板、西壁がスチールパネルで構成されている。



測定は無指向性スピーカー、騒音計、サウンドカード、
音響解析ソフト等を用いた。音圧分布、残響測定は図に
示す位置について@施行前、A東壁施工後、
B東・北壁施工後、C3面施工後の4回行った。




























まとめ

(1)ダイヤウッドの多角形断面形状による音の拡散により、音圧レベル分布がより均一になった。

(2)ダイヤウッドの施行例では、500Hz以下の周波数で残響時間が短くなった。このことから目的に応じて
  ダイヤウッドを施行すれば、ある範囲で残響時間がコントロール可能と言える。

(3)平均吸音率等のデータから、ダイヤウッド施行により落ち着きのある室内音響環境に変化したのが確認された。